桃谷側周辺には多くの希少種が生息しています
レッドリスト
フラスコモ 絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN) : RDB
アカハライモリ 準絶滅危惧(NT) : RDB
シマアメンボ 準絶滅危惧(NT) : RDB
クロゲンゴロウ 希少種 : 滋賀県
イトトリゲモ その他重要種 : 滋賀県
イチョウウキゴケ 準絶滅危惧(NT) : 環境省カテゴリ
希少種「フラスコ藻」
『車軸藻網に属するシャジクモ科はシャジクモ属 (Chara)やフラスコモ属(Nitella),ホシツリモ属(Nitellopsis)など6属からなり,そのなかでもシャジクモ属とフラスコ属は多数の種が日本産として報告されている。
両属とも湖沼や水田などの淡水域に生育し,透明度が高く富栄 養化 が進んでいない環境を好む。
ジャジクモ属のシャジクモが水田にもよく見られるのに対し,フラスコモ属は,湖沼やため池に多く見ら れ,近年の湖沼や湖沼周辺の開発による生育環境の悪化によって全国的に減少傾向にあり,シャジクモ属とともにフラスコモ属の 多くが環境省や各都道府県のレッドデータブックで絶滅危惧種に指定されている。
湖沼と比べため池は規模が小さいため,周辺を含めた環境変化の影響を受けやすいと考 えられ,現在フラスコ属がみられるため池は,これまでフラスコモ属の生育にとって良好な環境が維持されてきたと考えられ,地域のシャジクモ相を保全するうえで, 貴重なリフュージアを提供していると評価できよう。
このようなための周辺で開発行為が行われると,土砂流入により水質が悪化し透明度の低下などによって、生育するフラスコモ群落に多大な影響を与えることが懸念される。』
さらに周辺の自然環境では多くの生き物が生息しています。